先日、妻が友人(ロシア人♀)と食事に出かけた。

帰りはタクシーで帰ってくるというから、
僕は、久し振りに一人で普段クレームが多くて見れない
日本語・英語以外の映画(インファナルアフェア:香港映画他)を観賞。

(妻は字幕が読めないので、セリフが日本語か英語の映画しか我が家では見られない。)
場所は、横浜にあるロシアレストラン・アムール

妻は、律儀に頼んでもいないのに30分に一回自分の居場所と状況を携帯メールで知らせてくる。
「ya ima kara seryotoka taberu. oishi ne」(ya=私の意味)(seryotoka=ニシンの塩漬けでロシア料理)
(私は今からセリョートカを食べるのだ。うまいぞ。)
「wisky to kora ya sugoi suki umaiiiiii!.wine iranai.」(wisky=whisky) (kora = コーラ)
(ウィスキーコーラがすごいウマいぞ。もうワインなんていらない)
などとほぼ内容はない。
夜も更けて1時ごろ。
さすがに酔っぱらってるのか、定期メールもこなくなってきた。

と思ったら、
酔っ払ってわけがわからないから迎えにいこい。
という。
で、車で15分アムールに迎えにいったら、店中にロシア人男性10名程度と、
妻と友人の2人がカラオケでもりあがってた

妻の歌で男性の半数は半裸で踊ってる。

店にある椅子という椅子がすべて妻たちの席の方を向いてる。
しかもテーブルの上には、たくさんのショットグラス。



こいつらどんな飲み方をしてるんだ。
店員も含め一人だけ日本人のおれ。僕一人ガイジンだ。
なんかちょっとコワいなー。

すると、妻がロシア語で
「私のダンナが来たから、そこの席を開けなさい」と隣の身長195cmはある屈強なロシア人♂に大きな声で言ってる。
妻の眼も屈強なロシア人♂の眼もすわってる。
完全なよっぱらい状態だ。
妻はだんだんと喧嘩口調になってくる。

男もなんだか四の五のいって言い争ってる。
ロシア語って、真面目に話していると喧嘩口調に聞こえるんだけど、
この数カ月で、本当に喧嘩しているのかそうでないかは
わかるくらいになってきた。僕の心:ナンカチョットヤダナー。
だんだんと、回り他10名の眼が僕に集まってくる。
僕の心:ナンカサラニヤダナー。
だんだんと、回り他10名の緊張感の抜けた表情が緊張感を見せてくる。
僕の心:タブン、オレダケシラフダナー。
僕は割と体格のでかいほうなので、あまり弱弱しくみられないほうなのだけど、
心のなかでは、「ドキドキ、ドキドキ」

してた。
ふと、屈強なロシア人♂が、妻に、
「こいつは、何をしているのだ。マフィアか?」と僕のことをロシア語で聞いた。
すると、妻が、
「チガウ、コンピューター技術者だ」
といった。
そうだ。そうだ。僕は図体はでかいけど、キーボードとマウスを
いじくりまわしているコンピューター技術者だ。
マフィアって何のいいがかりだ!まったく。

すると、屈強なロシア人♂は、急に笑顔になり、
「僕は自動車部品をロシアに輸出してるんだ。お前も飲め!」(この辺から、妻の通訳で会話してます。)
なんだ、俺はマフィアと勘違いされてたの

とりあえず車なもんで、お酒は飲は辞退させてもらいましたけど、
コーラで、酔っ払ったロシア人♂たちとたくさん乾杯してきました。
店を出たあと、妻と友人は、
「酔っ払いは大っきらい!」といってました。
いやいや。貴方たちもじゅうぶん酔っ払ってますよ。

というか、屈強な男10人にかこまれて、良く女二人で飲めるよね。